zsh基本コマンド

Zshとは、UnixやUnix系のオペレーティングシステムで利用される便利なコマンドラインシェルです。Bourneシェル（sh）の拡張版であり、機能豊富でカスタマイズ性が高い特徴を持っています。Zshを利用することで、コマンドの補完やワイルドカード展開、履歴の管理など、さまざまな便利な機能が利用できます。これにより、作業効率が向上し、手間を省くことができます。また、Zshは非常に柔軟なカスタマイズが可能です。プロンプトの見た目や動作、キーバインディングなどを自分の好みに合わせて自由に設定することができます。これにより、個性的なプロンプトで作業を行ったり、キーバインディングを使いやすく調整したりすることができます。多くのLinuxディストリビューションやmacOSでは、デフォルトのログインシェルとしてZshが選択されています。これは、Zshが高い信頼性と使いやすさを持っているからです。

ls:

 ディレクトリ内のファイルとディレクトリの一覧を表示します。

例: ls -l（詳細情報を含めて一覧表示）、ls -a（隠しファイルも含めて一覧表示）

cd: 

ディレクトリを変更します。

例: cd Documents（"Documents"ディレクトリに移動）

mkdir:

 新しいディレクトリを作成します。

例: mkdir mydir（"mydir"という名前のディレクトリを作成）

touch:

 新しいファイルを作成します。

例: touch myfile.txt（"myfile.txt"という名前のファイルを作成）

cp:

 ファイルやディレクトリをコピーします。

例: cp file1.txt file2.txt（"file1.txt"を"file2.txt"にコピー）

mv:

 ファイルやディレクトリを移動または名前変更します。

例: mv file1.txt newdir/（"file1.txt"を"newdir"ディレクトリに移動）

rm:

 ファイルやディレクトリを削除します。

例: rm file.txt（"file.txt"を削除）、rm -r directory/（"directory"ディレクトリとその中身を再帰的に削除）

cat:

 ファイルの内容を表示します。

例: cat myfile.txt（"myfile.txt"の内容を表示）

grep:

 ファイル内のテキストを検索します。

例: grep "keyword" file.txt（"file.txt"内で"keyword"を検索）

find:

 ファイルやディレクトリを検索します。

例: find /path/to/search -name "file*.txt"（"/path/to/search"以下の名前が"file*.txt"にマッチするファイルを検索）

chmod:

 ファイルやディレクトリのパーミッション（アクセス権限）を変更します。

例: chmod 755 script.sh（"script.sh"のパーミッションを755に変更）

ssh:

 リモートサーバーに安全に接続します。

例: ssh username@example.com（"example.com"のリモートサーバーにユーザー名"username"で接続）